たらたら神秘主義

本と映画と音楽と日常、できれば神秘

2013-01-01から1年間の記事一覧

またヒップホップの話なのだけれど、 Shingo02の『歪曲』というアルバムにある「湾曲」という曲がすばらしい。 そのyoutubeでみられるPVもまたかっこよくて、奇跡的なかっこよさで嫉妬する。

日本語ヒップホップにはまっている。 いままで個人とかグループ単位でその音楽にはまることはあったけど、ジャンル全体に関心を持つようなことはなかった。 いや、なかったことはないか。クラシックとか、テクノ(エレクトロニカ)とかについて、勉強しよう…

この本ほどに、重要なことが書いてある本はめったにない。 著者は、さまざまな分野の研究に携わった人のようで、その人らしく、多様な分野の多様な人々の著書を参照しながら、「大切なこと」について考えている。 この本の魅力をあらわす部分を引用する。最…

本屋で見かけて、つい買ってしまった。 ぼくにとって人生で唯一はまりまくった音楽がこの岡村靖幸の音楽で、 一般的にはあまり有名ではないが、 早熟な天才で、くろうと受けする人だといういうのは知っていた。 でも、おおくの「はまる」場合がそうなのだろ…

iPadのアプリで青空文庫の誰かの名前を探していたら、 「片岡義男」という名前が目に入った。 青空文庫は著作権の切れた作家、つまり50年以上前に死んだ作家の作品が入っているはずなのに、 片岡義男はまだ生きているだろう、と思い、 同名作家? そんなわけ…

詩伝書 ひとりの少年が盗みをはたらき おなじ少年が詩を書いた 少年は おとなになって 詩の書き方をひとに教えはしなかったが 盗みのしかたは 年下の少年に伝授した 電車の吊革につかまりながら 師匠である青年は ときどき遠くをみて ぶつぶつと 口のなかで…

スマナサーラというスリランカの坊さんの本をたくさん読んでしばらく後、たいして熱心な瞑想を行ったわけではないが、その「境地」を理解した。 ポイントは、「今という瞬間に完全に注意を集中する」ことを通して、自分の心を観察し、それをコントロールする…

おととい失われた幾千の母に 自転車にのって どこへ行こう 夕暮れにはまだ 間があって 母もまだ 生きている 夕餉がぼくを待ってくれる この山の辺で きょう 職場へ向かう車のなか そんな だれかの故郷を思った 想像のなかで 母だけが ぼくの母であった きの…

〈あらすじへの言及あり〉 身体障害者の女の子ジョゼとの恋の話。 というと、なんかイメージしてしまうものを裏切る映画で、とてもよかった。 主人公の大学生、恒夫が倫理的な人物として描かれていないのがいい。 印象的なのが、江口徳子演じる女(どっちか…