たらたら神秘主義

本と映画と音楽と日常、できれば神秘

2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧

映画『微熱 愛と革命の日々』

ノルウェイ映画。年をとった教師が、武装革命を目指す共産主義の党に入って活動した過去を振り返る。 日本の学生運動の話と同じように、「青臭い」理想をかかげてがんばる人たちに対する興味という意味でもおもしろかった。 だけど、この映画に命を与えてい…

今日の夕方は、かなり「うんざり」していた。 原因は自分の無能さだとか、劣等感だとか、まあそんな感じのことなんだけれど、 「仕事をすること自体に、もううんざりした。他の選択肢、ないかな」などと同僚に愚痴を言っていたら、 「他に何ができる?」と言…

映画『トレインスポッティング』

パッケージを見て、このタイトルは記憶があるけど、まだ観たことがないよなあと思って借りたのだけど、始まってすぐに観たことがあるのを思い出した。 と、いうくらい記憶に残らないなら、たいした映画ではなかったのだろうと思ったら、これがかなりかっこよ…

『ゲーム的リアリズムの誕生』は、『動物化するポストモダン』の続編。『動物化〜』は読んでいたけど、同僚から薦められて(というか、勝手に本を貸されて)、読んだ。同僚は、対談集『リアルのゆくえ』が白熱していて面白かったらしくて、「俺だったらあん…

映画を採点

『彼女の恋から分かること』……★★★☆☆☆ 『彼女を見れば分かること』の続編みたいな売り方だけど、監督は同じでも、登場人物が共通しているわけでもなく、まったく続編ではない。 10人の女性が順番に、椅子に座ったまま、自分の恋愛について語るという内容。だ…

先日、叔母の葬式で、久しぶりに宗ちゃんに会った。宗ちゃんはおそらく60代、スキンヘッドのおじさんで、親戚のみんなが「宗ちゃん」と呼ぶからここでもそう呼ぶけれど、実際ぼくがどう呼びかければいいのかは分からないでいる。 宗ちゃんは変人である。最…