たらたら神秘主義

本と映画と音楽と日常、できれば神秘

スリランカ料理に感動する

先日、水戸に出張したとき、以前の同僚と会って、昼食をともにした。彼が教えてくれたのが、茨城大学近くの「コジコジ」というスリランカ料理の店だった。以前にも彼と同じ店に入ろうとして、客が並んでいて断念したことがある。彼は水戸に来るたびにそこで食べるばかりか、夕食用にテイクアウトもするらしい。

大きな丸い皿に、時計のように並んだ様々な料理と、その中心に細長い米があって、それらを自由に混ぜながら食べる。スパイスを使った料理をカレーというなら、すべてカレーなのかもしれないが、いわゆるカレーとは違っている。

すべての料理が、違った味と違った食感で成り立っていて、料理を味わうことがそのまま芸術作品を味わうことであるような経験だった。つまり、自分の感覚を広げるような経験。こういう感動を料理から得るのは久しぶりのことで、しばらくは個人的なスリランカ料理ブームになりそうな気がする。