詩伝書 ひとりの少年が盗みをはたらき おなじ少年が詩を書いた 少年は おとなになって 詩の書き方をひとに教えはしなかったが 盗みのしかたは 年下の少年に伝授した 電車の吊革につかまりながら 師匠である青年は ときどき遠くをみて ぶつぶつと 口のなかで…
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