たらたら神秘主義

本と映画と音楽と日常、できれば神秘

映画『終わりで始まりの4日間』

『終わりで始まりの4日間』を観た。
「若い」という感じの映画だ。悪い意味でも「若い」のだけど、いい意味での若さを評価したい気持ちになる。つまり欠点はいろいろあっても、そこにただよう野心と、「映画愛」の雰囲気に感動してしまうということだ。ザック・ブラフという、脚本と監督と主演をかねている人の個性が前面に出ていて、この人は何だか興味深い。小説にしても映画にしても、ぼくが引きつけられるのは、そんなふうに、作った人の「におい」が伝わるような作品だ。青臭くて、未成熟な脚本かもしれないけど、そういうものにしか出せない魅力というものがある。

『終わりで始まりの4日間』……★★★★☆☆