たらたら神秘主義

本と映画と音楽と日常、できれば神秘

サニーデイ・サービス

つくばロックフェスというイベントに先月行ってきた。

祭りに参加して神輿を担いた三島由紀夫のひそみに倣って。

はじめてのフェスにおっさん一人で参加するのは心細かったのだが、たいへん楽しめた。

一番の目当ては崎山蒼志という若いミュージシャンで、それに間に合うように二時すぎに会場に到着。崎山蒼志は期待にたがわず良かったし、二番目の目当てだったスチャダラパーも懐かしの曲で楽しませてくれたりした。だが期待以上だったのがサニーデイ・サービスだった。

予習としてAmazon Musicで曲を聴いていて、丁寧な職人タイプのバンドだなと思っていたのだが、実際の演奏はそこからは想像もできなかった。肉体性によって曲というのはこれほどに生き生きするのかというくらい楽しくて、おっさん一人で参加していることも吹き飛ぶくらいだった。