たらたら神秘主義

本と映画と音楽と日常、できれば神秘

ひさしぶりにヴァルネラ的気分になった。
(ヴァルネラとはヴァルネラビリティーの略。大江健三郎が使っていた言葉を、もしかしたら誤用しているもの。攻撃されやすさの意味。気分が弱っていることにより全身からいじめられっこオーラが出る状態。)


要因1 休み明け月曜日であること。
要因2 授業の準備が足りなかったこと。
要因3 秘密。


というわけで、つらい気分になった。でもこういうのもたまには悪くない。これぞ人生。
と、夜になって元気が出てきたから強がってみる。



なぜか分からないが、その人を見るだけで生き方を学べるような気がする人物として、一青窈、映画『潜水服は蝶の夢を見る』に出てきたおじさん、について書いたけど、そういえばもう一人思い出した。
何年か前、ある大学の説明会に出席した際に図書館を案内してくれた人物。
その図書館の職員の男性で、ぼくは同性愛的素質はまったくないのだけれど、なぜだか妙に魅力的で、だけどよく分からないままに説明会が終わってしまった。
そうした人物は、人物全体が何かを示しているわけだから、言葉でそれをすっかり表現するのは無理なのだけれど、
しいて言うならば、それらの人物が、セコイ目標(たとえば出世とか名誉とか金儲けとか)ではない何かをかかえていることは確かであるということくらいだろうか。