たらたら神秘主義

本と映画と音楽と日常、できれば神秘

引っ越した

三月末に引っ越した。

一軒家からアパートに移ることになり、引っ越しの前後で膨大な物を捨てた。
捨てることの重要性は世の中でも言われ尽くしているが、ほんとうに、考え方の転換を必要とした。
持つ者、ではなく、持たざる者が優位となる社会というのは、文化の進展の一形態だろうか。
 
 
にも関わらず、金に関しては相変わらず持つ者に優位性があるようで、
そのへんが僕も含めて現代社会の中途半端なところだ。
 
 
海外では、ベイシックインカムを実験するという話があるらしくて、そういうことをしてみようと考える時点で日本なんかより何歩も先に行ってるようなあと思う。
全員が生きていくには困らないだけの金を一生支給されたら、とにかく金だけは貯めこまないといけない、というこの強迫観念から少しは自由になるのではないか。
仕事というのが、「金を貯めこむためのゲーム」であるような状況が大きく変化して、「人生という暇をどう潰すかのゲーム」になれば、だいぶ風通しがよくなるのではないか。
などと妄想する。