永遠の娘
あたしの彼は
お腹に石ころをつめこんで
川底にただよっている
なんにんもなんにんも
あなたもきっと
そうなるよ
それでもあたしを
好きなの? だったら
殺してよ
逃げられるはずが
ないじゃない
この世はすべて
パパのもの
知らないの?
あたしのすべても
パパのもの
百億のむかしも
千億のみらいも
たそがれの国から
白馬にのって
あたしを殺しにきてくれる
あなたをずっと待っていた
とおいとおい国で以前にも
あなたに殺されたことがある
そんな気がする
でもいいの
かりそめでもいい
自由をちょうだい