たらたら神秘主義

本と映画と音楽と日常、できれば神秘

ずっと続いていた頭痛とだるさがとれて、体調が回復すると同時に落ち込んでいた気分からも解放された。被害妄想からも。おそらく。
そうすると人々の接し方がまったく変わってきて、それはまるでぼくが昨日まで被っていた気味のわるい着ぐるみを脱ぎ捨てたということであるかのように露骨な変化だ。


粘土を買った。ただの土、としての粘土が、ホームセンターの陶芸コーナーに売っていた。6.5キログラムで550円。
何か作ろう。できれば異様なものを。


この前、帰宅途中、車で利根川の橋を渡りながら、その瞬間膨大なかたまりとして流れている水を想像して、圧倒された。
そして、想像ではなくもっとリアルに圧倒されるために、カヌーに乗って川下りがしたい! と思った。
やりたい、と思ってやり始めなかったり、やり始めてもほったらかしにしてしまったりということばかりだけれど、
ぜひ実現しよう。利根川の水に圧倒されて、死の恐怖を感じたい。
死の恐怖を感じなければ生きている実感を得られないという「サバイバル登山家」の服部文祥という人を思い出す。