たらたら神秘主義

本と映画と音楽と日常、できれば神秘

いかにも日記というやつを書いてみたい。と思うけど、毎日仕事だし、仕事と言うのは、その細かい中身はもちろん毎日違っていて、いろいろそれなりにドラマもあるのだけれど、なんとなく書く気にならない。と思ったけど、書いてみよう。


朝。職場の駐車場に車をとめて、歩いているぼくは新しく買ったサンダルの袋をぶらさげている。事務のおねえさんと話しながら歩いていたのは……あ、昨日だった。このおねえさんは、なかなかきりっとしているのだけど、なんだか心の扉を開けて話せる気がしない。そういえば、「Galler」というチョコレート屋の袋をぶら下げていた。ちらっと見えた中身はチョコではないような気がしたのだけど、わからない。バレンタインデー当日に、堂々とこの袋をぶら下げて出勤するというのは、何を表現しているのだろう、などと思いながら歩いていた。でも、それは昨日の話だ。……とにかく、サンダルの袋を下げていて、歩きながら、サンダルの入っているこのビニール袋は、いかにも化学物質の匂いを放っているのだけど、人体に悪影響はないのだろうかなどと考えていた。
昼休み。印刷室のソファに横たわった。幾人かの人が出入りして、みっともないかなと思ったけど、なんだか疲れていた。もしかしたら、少し眠ったかもしれない。空想めいた世界に入り込んでいるから、きっと眠りかけているのだろうと思いながら寝ていた。
夕方、字を書いていた。字は、書くときのコンディションによって、ぜんぜん違ってしまう。そのときは、比較的きっちりとした字が書けて、書きながら、どうして今はかっちりとした字が書けるんだろうと思っていた。おそらく心の問題だと思うのだけれど、心はなかなか自分の自由にならない。などと。
ほんとに心は自由にならない。まあ、周辺からせめるしかない。ということで、とにかく早く寝ることだ!