たらたら神秘主義

本と映画と音楽と日常、できれば神秘

洗車をした。
洗車に対して前向きな気持ちなのが我ながらえらい。
永平寺とかの禅寺で、すべてが修行、と考えるのに共感する。
自分の心を磨くつもりで雑巾がけをしている僧侶と同じような気持ちで車を磨いた。
こんなことを言うとずいぶん単純な人間みたいだけど、車がピカピカだと自分が上等の人間になったような気がする。
もちろんそんなのかなり偏狭な思い込みにすぎない。でも、思い込みがすべてだ。つまり、たとえば、自分は上等だと思い込むことで上等な人間になる、ということ。
上等な人間とは何か? 自分は上等な人間であるという自信を持っている人、または、自分が上等な人間であると思い込んでいる人が持つオーラである。と、書くと何かずいぶんうさん臭い人のことみたいだな。


トム・クルーズの『バニラ・スカイ』を途中までみた。途中だから、まだ採点できない。映画がおもしろくなるかどうかあやしいものだけど、最初の場面がかっこいい。テレビモニターに映っている白黒の映画かなんかと、トム・クルーズの寝ている部屋が画面の半分ずつに分かれていて、画面の中に二つの世界が同居しているような感じ。