ダイエットが順調である。
きっかけは、ネットで16時間プチ断食というものを知ったことだ。
たとえば、夜8時に夕食を食べた場合、朝食を抜けば、昼12時には16時間断食をしたことになる。
健康診断のたびに肝臓に関する数値が悪化していて、痩せればいいのだろうけど痩せられないし、まずは肝臓を休めることが重要な気がしたので、実験をしてみた。するとダイエット開始直後の5月には76kgくらいあった体重が、本日は71.6kgである。
この経験を通して、ダイエットの本質を理解した。
「空腹と友だちになる」
今まで、空腹は身体にとっての危機である気がしていた。少なくとも、かなり不快な状態であった。だから少しでも空腹を感じると、何かを口にすることが習慣になっていた。
しかし、空腹と友だちになってみると、意外と悪いやつではないという気がしてくる。けっこういさぎよくて、いいやつかも、と思えてくるのだ。
ただし、空腹と友だちになるにはコツがあって、「血糖値を急激に上げない」ということが重要である。血糖値を上げないためには炭水化物を含め、糖質を避けるということである。基本、「主食」と言われる「米」「パン」「麺類」などは炭水化物なので、急激に血糖値を上げてしまう。
炭水化物を避けてみると、食後に眠くなったり、少ししたらまた耐えられない空腹がやってきたりすることがなくなった。
この方法には、断食というくせに腹が減ったときにナッツ類はOKというずるいルールもあって、けっこう平気でナッツを食べているのだが、順調に痩せている。しかも炭水化物さえある程度避ければ、腹八分目で我慢するというようなことをしなくても大丈夫。
この食生活の中にはほとんど我慢というものがないので、一生続けられると思う。だからリバウンドもない。おそらく。
で、食欲イコール外部からの刺激と考えると、
悟りも同様に、外部からの刺激中毒からの脱却することが目的だから、
ダイエットの本質と悟りは似ているな、と思った。