たらたら神秘主義

本と映画と音楽と日常、できれば神秘

ネット時代のバス釣り

ブラックバス釣りにハマっている。

つくばの野池とか小貝川とか霞ヶ浦とか、休日のたびに巡っている。

 

あまり釣れない。坊主(一匹も釣れないこと)に終わることのほうが多い。下手くそなので。

 

20年くらい前にもバス釣りをしていたことがあるのだけど、最近再び始めてみると、インターネットの普及によって大きくその意味を変化させている。

 

たとえばゴルフを趣味とする人が、ゴルフトーナメントを見るという楽しみを同時に得たりするように、他人の釣りを見るのもけっこう楽しい。ネットの時代においては、バスプロの釣りだけでなく、素人(広告収入を目的としているのかもしれないので素人でもないのかもしれない)が自らの釣りを動画としてユーチューブにアップしていて、楽しい。

 

また、道具を買うことの楽しみは、趣味の重要な要素だと思うのだけど、バス釣りでは、ルアー(疑似餌)をしょっちゅう根掛かりして無くしてしまうので、その楽しみに事欠かない。その場合、ネットで何を買うかを検討するのはもちろん、たとえばワーム(ミミズとかの形をしたソフトルアー)の使い方を検索すると、メーカーのサイトで動画つきで説明してくれて便利だ。

 

あるいは、「どこで釣るかを探すのも、釣りのひとつ」という考え方があるが、ネット上の情報をもとに、釣り場をねちねちと探す楽しみは、たしかにすでに釣りをしているのと同様だ。グーグルマップの「航空写真」モードで水面を探したり、「ストリートビュー」で3次元で確認したりしてバーチャルフィッシングを行う。

 

おそらく、釣りに限らず、さまざまな趣味が、ネットの時代においてその広がりと複雑さを増していることだろう。